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タンポポの綿毛に息を吹きかけて 誰かに届けと書いてます

なんでホタルすぐ死んでしまうん?

 

待たされるのが嫌で通う医院を朝早めに行くようになった。
といっても毎回ではなく気が向いたら。(^^;
先日診察を終えて自転車を押して薬局まで行く途中、
薬局を出て行きつけの喫茶店へ行く途中、
新一年生とその親が楽しげに歩くのを見た。

 

 

なんかこっちまで嬉しくなって、
自転車を止めて後ろ姿を眺めた。
別に変なおっさんではありません。(笑)
自分のときを思い出してのこと。
その歩道が桜並木だったらなあと、
関係ないのにちょっぴり残念がったり。

 

 

入学式の帰りには公園の桜の下でミニ撮影会だろうか。
ハレの日はいいな。
日常でない服装だからなのか、
身も心も引き締る。
わたしゃ年中ケの連続だけど。(笑)

 

 

桜があっという間に散りました。
いつも時間に置いてけぼりのわたしです。
知らぬ間に季節が通り過ぎてゆきます。
どうして桜はすぐに散るのか。
すぐに散るのがまたいいのですけど。

 

 

ホタルもすぐ死にますね。
火垂るの墓で、節子が言ってます。
「なんでホタルすぐ死んでしまうん?」
清太はどう答えたのだったか。
自分たち二人の未来に重ね合わせて、
何も言えなかったのではないだろうか。
覚えてないので想像ですが。

 

 

節子と清太が兄妹二人で暮らしたあの防空壕
あれ多分西宮ですね。
そうすると防空壕の前を流れるあの川は夙川でしょうか。
と思ったがちょっと調べてみたら、ニテコ池らしい。
夙川の近くにある。

 

 

節子と清太が海に行く場面があった。
あれは夙川河口の香櫨園浜。
「大きなお風呂や」と節子。

 

 

香櫨園といえばわたしにとっては海水浴と釣り堀と西宮砲台。
海水浴も釣り堀も今はない。
砲台は今もあるけどフェンスか何かで囲まれてるみたい。
子供の頃は中に入って遊んだような気が・・・
フェンスがなかったのか、越えたのか。(笑)

 

 

夙川といえば桜の名所です。
JRの駅にさくら夙川駅があるくらいですから。

 

 

なぜ「火垂る」なのか。
神戸大空襲の焼夷弾が、まるでホタルのように綺麗に見えたから、
ということらしいです。

 

蛍の儚い散り際の輝き。
さくらにも、同じことが言えますまいか。

 

 

昨日阪急電車で夙川を通過しました。
あの散りゆくさくらのひとひらが節子で、
ひとひらが清太だったのかもしれません。

 

この写真、

 

 

まだつぼみのツツジの横に小さな白い花が咲いていて、
なんの花かなと、もしかして新種? 突然変異?
とか思いながらよーく見ると、
なんのこたぁない、桜でした。(^^;
五枚まとめて丸ごと落ちるんか~い。(笑)
スズメが落としたんでしょう。

 

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