沢田研二のドタキャン騒動

ドタキャンと聞いてどんなイメージを人は持つか。約束を破って来なかった、わがまま、無責任、そんな感じかな。例えば今夜の飲み会、現場に行ってみて一人がまだ来ない、どうしたんだとか言ってるところに電話、すまん、行けなくなった、なんなんだこいつ、バカ野郎め。てな感じで信頼なくすだろうな。普通に考えて沢田研二は非難を受けるだろうよ。それが当たり前だと思う。沢田研二もその辺はわかってるだろう。わかった上での強硬手段なんだから、なにかそれなりの理由があったのかな？などとわたしなどは考えてしまうのですが。そこで、ある程度、いろいろ調べてみた。９０００人だと聞いていたが７０００人だった。だから意地を通させてもらって帰った。とのこと。普通に考えるならファンを無視したわがままなことこの上ないが、実はそういう契約だったらしい。イベント会社がコンサート直前まで集客人数を隠していた。それが原因で、沢田研二がコンサートをドタキャン。契約違反したのは、イベント会社。イベント会社はバレたら平謝りで強行突破するつもりだったんだろう。沢田研二はそういうイベント会社側の態度が許せなかったのだろう。意地を通すというのはそういうことだったのだろう。イベント会社のやり口が許せなかったのだ。契約違反しておいてやれとはおかしい。沢田研二は筋を通しただけ。正当な主張だと思うな。問題のさいたまスーパーアリーナ以外では、武道館14000人をフルハウス、横浜アリーナ18000人をフルハウス、という情報も見ました。さいたまスーパーアリーナのイベンターはなにしてたんだというはなしになるのではないかな。ただ、そこまでしなくても、とも思うには思うところもあるが。そこはやはり沢田研二ならばこそ、仕方ないのかもしれない。ファンの評価に任せる他ないだろうな。今回はファンに甘えさせてもらったと本人も言ってますから、まあ全て覚悟の上なんでしょう。これでファンが離れていっても仕方ない、全ては自分の責任、と、覚悟を決めての行動なんだろう。そういう意味で、潔いし、その潔さと、果たして正しいのかどうかさえもはっきりしない社会の大勢とか言うものに流されない自分の信念みたいなものを通そうとするその勇気に敬意を表したい。昔から彼は血の気の多いところがあって、新幹線の駅員だったかに頭突きかましたり、新幹線の乗客だったかの股間を掴んだり、してましたからねぇ。 GS時代はザ・テンプターズのショーケン(萩原健一)とザ・タイガースのジュリー(沢田研二)は、人気を二分するアイドルでした。どちらかと言えばショーケンの方がやんちゃなイメージで、かたやジュリーは上品な貴公子といったイメージではなかったでしょうか。ところがどっこい、沢田研二もなかなかのものです。反原発がどうのこうのと言う話も聞くけど、百田尚樹さんが自身のツイッターで、「沢田研二はコンサート会場でも、反原発の話を延々とするらしい。歌を聴きに来たファンに失礼だし、そんな話がしたかったら、そういう講演をやれと思う。コンサートを利用して、反原発はずるい行為だ」とつぶやいたが、多くの沢田研二のファンから「そんな事実はない！」と抗議を受けたそうで、その後、「伝聞をツイートして、申し訳ありませんでした」と、謝っていたりする。

沢田研二はコンサート会場でも、反原発の話を延々とするらしい。
歌を聴きに来たファンに失礼だし、そんな話がしたかったら、そういう講演をやれと思う。
コンサートを利用して、反原発はずるい行為だ。 https://t.co/jnoawZVHhf
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2018年10月18日

下の記事を読んで、「沢田研二氏がコンサートで反原発の話をしているらしい」とツイートしましたが、多くの沢田研二氏のファンから、「そんな事実はない！」というリプライをいただきました。
伝聞をツイートして、申し訳ありませんでした。https://t.co/vJkT5vBn3l
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2018年10月18日

会場の片隅で脱原発の署名集めをしているのは事実のようだし、明らかに反原発ソングと思われるものがあるらしい。そんなコンサートでも、行く行かないはファンの決めること。往年のジュリーの歌が聴きたいファンは、離れてゆくのかもしれない。重要なのは事実のみ。伝聞、憶測で流されたくない。ドタキャンという言葉が含むイメージで全体の印象を自分自身で作ってしまってはいないかを、顧みることが大事ではないかと思う。