湊川神社へ行ったのでその時の写真です。
この門をくぐり本殿へ向かって歩くうち、
なにやら気分が高揚してくる気がしてくる。
それと同時に裏腹ではあるけれど、
なにかこう、こびり着いた雑念を削ぎ落とされて、
徐々に身軽になってゆく開放感。
上空に充満する空気の一粒一粒との一体感。
みたいなものも感じた。
高揚と安らぎの絶妙なハーモニー。
そんなものを感じて歩いた。
ここは度々来ている。
普段はあまり立ち寄らない本殿左奥の
楠木正成戦没地の写真を撮ってきた。
石碑には「史蹟楠木正成戦没地」とある。
この門の中がどうなっているかはわからない。
事前に許可を取らなければ入れない。
湊川の戦いに敗れた楠木軍、
残った一族郎党は七十数騎。
ここで一族郎党が自刃したのか。
つつじがぼたりと落ちていた。
まるで正成と弟正季が、
刺し違えた場面のようだ。
七生まで只同じ人間に生れて,朝敵を滅さばや(「太平記」)
弟正季が自刃を前に言ったとされる言葉。
七たび生まれ変わっても、憎き尊氏を滅ぼす。
と言った意味だろう。
全て境内での写真。
20回くらいずっと聴いていたい。
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