マナーって、誰が決めてるの?
マクドナルドが日本に上陸したのはいつ頃だったんだろうか。
ちょうどその頃だったんだろうか、
テレビでマナーの先生が出てきてハンバーガーの食べ方をレクチャーしてたのは。
男は豪快に食べればいいけど女性の場合は包んである紙ごと持って、
そのまま紙を広げて口元を隠すように食べるんだぞと言ってたのを何故か今でもよく覚えてる。
食べるんだぞとは言わなかったが。(笑)
わたしゃむかしから他人様に比べて幾分ひねくれ度が高い方なもんで、
この時も例によってこう思った。
誰が決めてん?
マナーとか礼儀作法とかいうものは何十年、いや、何百年、
何千年も昔から先人たちが試行錯誤を繰り返しながら伝えてきたものであり、
時代の変化に耐え、或いは適応しながら、また或いは淘汰されつつ、
その時代時代の人々の支持を得たからこそ、
今に生き生きと存在しているものなのであって、
だからこそ伝統とか文化と言い換えても差し支えない大切なものなのだ。
だのにあなた(件の先生)はぽっと出のハンバーガーの食べ方を、
つまりハンバーガーを食べる作法をテレビに出てきて教えるという。
そんな作法が昔の日本にあったのか?
江戸時代にハンバーガーがあったのか?
それ、自分の創作ちゃうん?
お師匠さんが教えてくれたんか?
などとついついツッコミを入れてしまうのですけれども。
まあ、言ってる内容自体には文句はありません。
理にかなってるなぁと思いますし、
やがて時代がそれを証明してくれるでしょう。
ただ言いたかったのは、
自分の考えを、マナーだ作法だと、
押し付けちゃいかんだろと。
このブログに来てくれた人に、
幸のありますように。