近頃めったに本を読まなくなった。
本はおろか新聞さえも読まなくなってしまった。
病院の待合室で週刊誌の類を手にとって、
時間つぶしにと目を落としては見るものの、
これが読めない。
遠近両用のメガネを普段かけているのですが、
これがおそらく原因だと思う。
合ってないのだ。
おまけに右目の
白内障が進んでて、
相当見づらくなっている。
それにどういう訳か、
あまり明るくないのです。
喫
茶店で新聞読むにしろ病院の待合室にしろ暗いのだ。
普通の人にとってはなんの問題もないのだろうが、
わたしにとっては明るさというのは大きな問題なのですよ。
そんなこんなで活字を追うのが億劫になってしまって、
本を読むということから遠ざかってしまった。
もっとも、昔から大して読んではないのだが。(笑)
そんなわたしでも、
たまには読んでみようかなと興味をそそられる本があったりします。
でも難しくて考えさせられるもの、比較的長いものは、
自分でフィルタを掛けちゃっています。
で、今回読んでみたいと思って調べたら、
図書館にありました。
神戸市立中央図書館です。
ここだったら家から遠くはないし、
借りてみようかと。
本の内容も教訓ばなしみたいなエピソード集みたいな、
短めの話が一話完結みたいな感じでいっぱい詰まっていて、
どっからでも読めそうでとっつきやすそうです。
と思ったのが間違いだった。(苦笑)
まぁ、サラッと読めば問題ないのだが、
ちょっと深入りしてしまうと、
えらいことになる。
一日一行も進まなくなることもある。
読んでいて、
理解するための土台となる知識がないと、
そこで止まってしまって、
ネットで調べることになる。
これが曲者なのですよ。
往々にして、これはわたしの場合に限るのかも知れんが、
ネットで調べると横道にそれる。
それが本来の調べ物とは全く関係ないものだったりすることがよくある。
これで時間が取られてしまう。
横道にそれなくてもそれなりに時間の掛かるものだ。
斯くして(かくして)わたしは、
貸出期間二週間を一回延長し、
借りて一ヶ月近く経った今日現在、
250ページあるこの本を、
28ページしかまだ読んでないにもかかわらず、
ここに返しに来たのである。(泣)
「日本的人間」
山中峯太郎著。
だいぶ古い本です。
その後、あらためて借りたが。(^^;
読みだしたら早いのですけどね。
ですますだかなんだか、
もう滅茶苦茶な文体です。
これも個性として、
受け入れて(あきらめて)下さい。(笑)