川柳作った！　カプセルに詰めて返品・・・

今回も自作川柳紹介のページです。
わたしにとっての川柳づくりは、
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
生きるがためにやっているようなもんです。
川柳づくりも、ここで紹介するのも。

上は高杉晋作の辞世の句といわれていますね。
その時看病していたなにがしとかいう人が、
下の句を「すみなすものは心なりけり」
と継いだそうです。
心の持ちようで面白く生きることができる、
というような意味になるのでしょうか。

高杉晋作と言って思い浮かべるのは、
「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」
という都々逸ですが、
英雄色を好むを地で行ったんでしょうか。
朝寝は添寝が正しいとも聞きますが、
うるさいカラスに邪魔されたくないという意味なら、
朝寝のほうがしっくりくる気もします。

主は誰なんだ？
これは遊女目線の都々逸なのか？
晋作目線なのか？
わからん。(笑)

も一つ思い浮かんだのが、
「泰平の眠りを覚ます上喜撰たつた四杯で夜も眠れず」
これは高杉晋作じゃなくてその師の吉田松陰だと思ってましたが、
ネットで調べてみるとどうも違うようです。
わたしの思い違いだったかな。
幕末の黒船来航のときの幕府の慌てぶりを皮肉ったのもですね。
上喜撰はお茶の銘柄みたいです。
慌てたのは何も幕府だけではなかったと思いますが。

わたしにはこの三つが印象深くて、
頭の中の引き出しに、
三つセットで入ってます。

はい、では自作川柳の紹介です。

段差なく躓く不思議に首かしげ

お題「情けない」

義理チョコの味さえ忘れ定年後

お題「情けない」

尻の下気付けば案外心地よし

お題「情けない」

「出てゆけ！」をすんでで飲み込む恐妻家

お題「情けない」

面白きこともないのに膝笑う

お題「情けない」　ナイス！いただきました。