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タンポポの綿毛に息を吹きかけて 誰かに届けと書いてます

14年後には犯人が塀の外を…

冨田真由さんの心中、 察して余りあるものがありすぎる。 14年かそこらで出てきたら、 どれだけ恐怖だろうか。 ストーカー犯罪は再犯性が高いらしい。 この裁判は確か裁判員制だったかと思うが、 裁判員制度の場合、量刑がより重くなる傾向がある中で、 懲役14年6月(求刑懲役17年)。 これはどうなのだろうか。 過去には求刑より重い判決が下されたこともあるようだが。 富田さんはこれからどうやって生きてゆくんだろうか。 他人事ながら、心配で心配でしょうがない。 このニュースを見ていて気になること・・・ 判決後の富田さん本人のコメントとして出ていた中に、 犯人から送られてきたプレゼントを、 事務所の人に預けてそれを犯人に送り返すよう依頼しているんですね。 で、所属事務所の方は、「わかりました。返しておきますね」と言って受け取っている。 後に、事務所を辞める時になって、 「預かっていた物」と言って、富田さんに渡されたと言う。

事務所、返してないがな。

富田さんは驚いて、郵便局で自分で犯人に送り返したと言う。 富田さん本人のコメントの一部。 既に返してもらえていると思っていた犯人からのプレゼントを渡されたときには、本当にビックリしました。あの時、「わかりました。返しておきますね」と言ってくれていたのに。もちろん、事務所からの文章も作ってもらえていませんでした。 犯人が犯行に及ぶ主たる動機の一つが、 プレゼントを返されたこと、 しかもプレゼントを受け取ってから返されるまでに時間がかかっていたこと。 だったのではないか。 事務所がすぐに送り返していれば、 こんな事件にならなかったかもしれない。 事務所の対応に、 悔いの残る思いを抱くのは、 わたしだけだろうか。 テレビのニュース、あまり見たわけではないが、 ここに言及するマスコミが あまりないようなのが、 不自然な気がしないでもない。 もっと大きく取り上げて、 犯人の耳にも入れて、 自分の逆恨みの部分があったことを、 わからせねばならない。 それが刑期を終えて出てきてからの、 再犯抑止に寄与するのではないだろうか。 事務所は、だんまりなのだろうか。 最後に、 冨田真由さんが判決後に公表したコメントを引用します。 1,2,3,4,とありますが、 事務所の対応について述べた3の部分が コメント全体の多くを占めることを見ても、 富田真由さんの心中を、 察することが出来るのではないだろうか。  判決の結果を聞いて        冨田 真由  1 判決について  あれだけのことをしたにもかかわらず、何の反省もしていない犯人が、長くても、たった14年3カ月で塀の外に出てくると思うと、怖いです。  思い出したくもない事件のことを何度も思い返して、意見陳述を書いて、読み上げました。私や私の家族の苦しみが伝わらなかったのだと思うと、やりきれません。  たった約14年後には、犯人が塀の外を歩いている。そう思うと、今から不安と恐怖しかありません。  2 証人の方や励ましの言葉をくださった方々へ  通報などをして助けてくださった方々や、精神科の先生が、証人として裁判で話してくれていました。  こうやって、みなさんの必死な思いに助けていただいたのだと改めて感じさせられました。本当にありがとうございました。  たくさんの励ましの言葉をもらい、勇気づけられました。  3 芸能事務所に関するコメント  犯人は、裁判の中で、プレゼントを返されたこと、しかもプレゼントを受け取ってから返されるまでに時間がかかっていたことを動機の一つのように話していました。  私は、犯人からの返せという書き込み、脅迫めいた書き込み、返して貰うためにライブに行くということをほのめかす書き込みなどがくるようになったことに恐怖を感じ、早く返さなければいけないと思いました。  以前から、事務所には、しつこいファンの男がいて、ブログやツイッターに怖い書き込みをしてきたり、ライブの後につきまとわれたりしていることも相談していましたが、特に何も対応してもらえていませんでした。  自分から送り返したら反感を買うかもしれないと思い、平成28年の3月6日には、当時所属していた事務所に、犯人から渡された腕時計と本を持って行き、事務所の方から犯人に返して欲しいというお願いをして、全て預けていました。事務所の人は、「わかりました。返しておきますね」と言っていました。このとき、事務所の方から、犯人がライブに来ないように文章を作って欲しいというお願いもしていました。  結局、事務所の方では、犯人に返して貰えず、事務所を辞めたときに、「預かっていた物」と言って、私に渡されました。  既に返してもらえていると思っていた犯人からのプレゼントを渡されたときには、本当にビックリしました。あの時、「わかりました。返しておきますね」と言ってくれていたのに。もちろん、事務所からの文章も作ってもらえていませんでした。  私は、早く返さなければいけないと思い、事務所から帰る途中、そのまま郵便局に行きました。どうして良いかわからなくて、急いで郵便局から送り返しましたが、そのとき、手が震えて字がうまく書けなかったことを覚えています。  私がお願いしたあのときに、事務所の方から犯人に対して返却してもらえていれば、このような被害に遭わないですんだのかもしれないという思いはありましたが、犯人の供述を聞いて、その思いはさらに強くなりました。何回思い返しても、残念でなりません。  4 裁判員裁判を終えて  自分にしか言えないことを伝えたいと思っていたし、ちゃんと自分の口から話さないと後悔すると思ったので、何としてもやり遂げたいという気持ちでした。  意見陳述の日には、裁判所に行くことも、法廷に入ることも怖かったです。法廷に入ろうとしても足が前に動いてくれませんでした。  法廷に入った後も、ついたて一枚の向こうに犯人がいると思うだけで、さらに恐怖が襲いかかってきて、声もなかなか出すことができませんでした。  その恐怖から帰りたいという思いと、それでも自分で意見陳述をしなければという思いの中で読み上げていると、突然、犯人から怒鳴られたので、本当にびっくりしました。怖かったけれど、負けてはいけないと自分に言い聞かせて、裁判官や裁判員の方々に絶対聞いて欲しいと思っていた所までは読むことができました。  意見陳述を最後まで読むことはできませんでしたが、私にできることは全てやり遂げられたと思っています。  被害者として、弁護士の先生に無期懲役を求刑してもらえたことは本当にありがたかったです。           以上 引用元:http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1785519.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=20170301-01785694-nksports-soci

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